日本人のプロ野球選手の中には、メジャーリーグに挑戦した選手が何人もいます。成功して活躍した事例もありますが、残念ながら活躍できず失敗して日本に戻ってきた選手も多いようです。
例えば、パフォーマンスの点でもプロ野球界で高い人気を誇っていた新庄剛志選手は、メジャーリーグに3年間在籍した後に日本に戻ってきました。失敗と言ってもまったく活躍できなかったわけではないのですが、左太ももの故障によって試合に出場できなかったり、チームや監督との不和などの話がありました。結果的に3年で日本のプロ野球に戻りましたが、パフォーマンス性などが注目を集めたレジェンドとして今でも語られることが多い選手です。
また、井川慶選手もメジャーリーグに挑戦した一人です。しかし、5年間挑戦した結果、そのほとんどの期間をマイナーリーグで過ごしました。結果としてもそこまで素晴らしい成績を残せたというわけではありませんし、メジャーリーグに昇格することもできずに日本に戻ってきた選手として、ファンから非常に残念がられました。
さらに、最優秀中継投手賞するなど高い評価を受けていた選手として注目された薮田安彦選手も、メジャーリーグに挑戦したものの活躍できなかった一人です。その背景にはアメリカのマウンドの固さに悩まされていたという話もあり、日本との環境の違いに実力を発揮できなかったと言われています。
他にも20人ほどの日本人選手がメジャーリーグに挑戦した結果、思うように成績が残せずに失敗に終わったとされています。しかし、イチロー選手や田中将大選手のように、長きに渡ってメジャーの舞台で活躍する選手もいるため、今後も日本人選手のメジャー挑戦は続いていくでしょう。